〜ローマへ移籍?〜 メイトランドナイルズについて
移籍情報に精通しているFabrizio Romano氏がメイトランドナイルズについて以下のような報道をしている。
AS Roma are offering a six-month loan deal for Ainsley Maitland-Niles plus buy option around €10m, José Mourinho wants him. Player’s open to accept. 🏴 #ASRoma #AFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) 2021年12月26日
Negotiations still ongoing with Arsenal to reach the agreement on loan fee, buy option and final price.
半年ローンからの買い取りオプションをつけることをオファーしているとなっていて、モウリーニョ監督が彼を欲しがっていると付け加えている。どんな選手かという前にモウリーニョ監督がなぜ欲しているかというところを書いておきたい。17-18のMan United VS Arsenalの試合で印象的なパフォーマンスを見せたからである。この試合はモウリーニョ監督がまだマンユナイテッドを指揮している時の試合で、ナイルズはボランチでの出場だった。そのいいイメージがあったので獲得を希望しているのであると推測する。
簡単に彼のことを書いてみる。
名前 Ainsley Maitland-Niles(エインズリー・メイトランドナイルズ)
生年月日 1997年8月24日(24歳)
国籍 イングランド
身長 180cm
ポジション セントラルミッドフィルダー・右サイドバック(ウイングバック)
利き足 右
契約期間 2023年6月30日
長所 足元の器用さ・走力がある・PKが上手い!
短所 集中力が続かない・無気力に見えるシーンがある・パスミスが散見される
〜長所について〜
彼はベンゲル・エメリ・アルテタと三人の監督のもとでプレイした数少ない選手。その中でも一番輝いていたのはサイドを担当している時。左サイドバックとしてサラーとのマッチアップを制したのは記憶に残っている。だが、彼の希望は中盤のセンターでのプレイ。21-22シーズンの11節ワトフォード戦でとてもいいパフォーマンスをしている。ボール奪取から前への配給等素晴らしかった。相手のプレッシャーを利用したプレイや足元のうまさを利用したドリブルなどいいところが存分に出ていた。サイドとしてプレイしていたエメリ時代には走力を活かした突破で右サイドで躍動していた。インサイドに絞ってのゲームメイクなど才能の片鱗を見せていた時期もあった。一番のストロングはPKがうまいということ。いろんな痺れる場面でのPKを難なく沈めている。何気にこれが一番いいところなのかもしれない・・・笑
Another video of @MaitlandNiles pic.twitter.com/tvSo3pt2W2
— Lupo TV (@LupoTVofficial) 2021年12月26日
Ice Cold Ainsley Maitland Niles 🥶 pic.twitter.com/3sYbUcEdxt
— yofada (@JokDut25) 2021年12月21日
〜短所について〜
これは長所からのつながりになるところなのだが、いい時はいいのだが悪くなると立て直しがきかないという好不調の波が激しい点。そして中盤としては致命的なパスミスがちょこちょこと見られる。技術がなくてそれをするならまだしも技術レベルが高いのにそういうミスをしちゃうところがとても勿体無いし、それが目立ってしまう。そこから必死に戻ればまだいいのだが、必死に戻ってるようには見えないシーンが多い。本人としたら全くそんなつもりはないのだが、期待値のレベルが上がっているのでそこで快く思わないアーセナルサポーターは結構いた。
〜最後に〜
と色々書いたが、長所と短所で長所が長くなってしまっているところに私の彼への愛情が出てしまった(笑)。個人的に大好きな選手。アーセナルの中盤で躍動する姿が見たかった。だが、必要とされているのはとてもいいことだと思うし、そういうところで勝負してみるのもいいかもしれない。仮にローマへの移籍が決まったとすると、ローマにはスモーリングやエイブラハムがいて彼にとってもいい環境かもしれない。
彼は良くも悪くも脱力系選手です。よく言えばプレッシャーにも強く、動じない。悪く言えばやる気がないように見えてしまうこともある。ここら辺を個性だと思って広い心で受け止めてあげてください。