positive transition

なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

ローンプレイヤーウォッチング〜メイトランド=ナイルズ編〜 21-22シーズン セリエA 22節 Roma VS Cagliari

〜はじめに〜

アーセナルからローン移籍をしている選手に注目していきながら、その試合にも少し振り返る。その第一弾としてローマへ移籍したメイトランド=ナイルズに注目する。ユベントス戦でローマデビューを果たし、右サイドバックとしてカリアリ戦も起用された。ローマは試合直前にペッレグリーニが怪我をしてヴェレトゥと交代した。新加入組としてはポルトから加入のセルジオオリベイラもローマデビューを果たした。

〜試合概要〜

前半からアグレッシブなローマ。その中でもミキタリアンを中心とした縦へ早いサッカーが機能する。5分のザニオーロのPK奪取はVARにより取り消しになる。ナイルズのクロスからエイブラハムに決定機もヘディングシュートが弱くゴールとはならず。セルジオオリベイラのシュートがダルバートの腕に当たったとしてVAR→PKとなり、これをオリベイラ自身が決め先制。後半も迫力あるカウンターを見せるもゴールにはならず、一方のカリアリも終盤にジョアンペドロがチャンスを迎えるもルイ・パトリシオが体に当てバーに当たり難を逃れる。そのままローマが逃げ切り、1-0で2022年の初勝利を挙げた。

〜今日のナイルズ(主だったスタッツ)〜

ポジション:右サイドバック(最後の8分間は右サイドハーフ)

プレイタイム:94分

パス本数(成功率):43本/58本(74%)

Key Pass :1本

クロス本数(成功率):1本/2本(50%)

サイドバック(最後の8分間は右サイドハーフ)として94分間プレイした。まだまだコンディションはマックスではないが、随所に彼らしいプレイがあった。総じてシンプルなプレイに終始していた。特に攻撃面ではエイブラハムのヘディングでの決定機を演出したシーンのクロス精度が素晴らしかった。一列前にいる選手がザニオーロなのでナイルズに守備の比重がかかることは理解しているだろう。その上での攻撃参加はなかなかよかった気がする。守備面ではもう少し寄せてほしいシーンもあったが、1対2になることもしばしばあったので迷いがあるのかもしれない。フリーでもボールが出てこないシーンがあったり、ここら辺は周りとの信頼関係を築けば問題ではなくなると思う。前半に見せたスライディングで相手からボールをヌルッと奪うシーンは懐かしさを感じた(笑)。何よりローマサポーターの人たちにも好意的に受け入れてもらえてるみたいで嬉しいな!

〜最後に〜

ローマのカウンターが素晴らしい!

モウリーニョさんのイメージするような連動性のあるカウンターや素早い攻撃が増えてきている気がする。ここぞ!という時に猛ダッシュをする前線の4人の努力が結実する日が来ることを祈っている。アフェイナギャンのスプリントには毎回驚かされる。彼もショムドロフも左足で自信を持ってショットを打つことができれば決定機がもっと増えていた気がする。ザニオーロの調子が上がってくると破壊力がもっともっと増していくのだが、今日の彼もいまいちフィットしていなかったのは残念。アタランタ戦で見せたようなスーパーなザニオーロをいろんな試合でも見たい。

モウリーニョさんの最後のインタビューの顔が穏やかで安心感、安堵感が伝わってきた。この調子で勝ち星を積み上げ、上の順位を目指してほしい!