positive transition

なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

21-22シーズン プレミアリーグ 第11節 Arsenal - Watford

厳しい試合だった。が、勝ち得たポイント3。これはめっちゃ意味がある。インターナショナルマッチウィーク前の一戦は勝ち以外の結果だとその後が過ごした感じがしないのはヨーロッパサッカーあるあるだから余計に(笑)。トーマスの代わりに出場機会を得たナイルズ、ほんまにgood performance。今回も3つtopicsを挙げてみる。

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  1. ナイルズ、希望の中盤で躍動
  2. 点取れるNo10
  3. 賛否が分かれるオバメヤン

1について

トーマスが欠場でオイオイ大丈夫かいな、と思ったアーセナルサポーターの方も多かったと思うがその心配は無用だった。サカの幻のゴールとなったシーンもボール奪取は彼だったし、集中が途切れるシーンが少なかったのがほんまによかった。ただ、彼の良さでもある脱力感があるプレイぶりを見ていると批判されてしまうのもよくわかる。この試合のプレイぶりを見ているとそういう批判はシャットアウトだったのじゃないかな。サイドバックやウィングバックなどたらい回しにされてきていたが、ここらへんで定位置奪取となると本人にとってもチームにとってもいいことだろう。彼は中盤のような360度のプレッシャーがかかるくらいでちょうどいいんだろうなー。貴重なイングランド人だし、アーセナルに長く在籍する選手なんだし、この試合の活躍にはグッとくるものがあった。

2について

今節もアーセナルを救ってくれた。得点意識、スペースへ入る嗅覚などNo10にふさわしい活躍ぶり。そして代表召集から初ゴールと勢いに乗っているスミスロウ。ドリブルに緩急もあってキープもできる。成長しているなーっと随所に感じさせるプレイが多い彼を見ているのはめっちゃ楽しい。彼のシュートは豪快というよりゴールへのパスという表現が正しい気がする。俯瞰的に見てここら辺ならシュート入るんじゃない?というイメージを持って打ったら入っちゃったって感じかな。怪我なく、アルテタたちの指導を受けてすくすくと育ってほしいなー。

3について

PK外す・ウーデゴールのゴールを取り消す。この二つがあったことで批判が集中していたキャプテン。TLでも"ゴールを獲れる気がしない" "いつもよりは絡んでいたけど全くだ"等々、散々なことを書かれていた彼。個人的には悪くないと思うし、むしろチームに貢献していると感じている。The Athleticの記事でもあったようにファーストプレスになっているし、プレスバックも積極的にしている。(第四節以降) 得点よりもチームが勝つために彼が考えてプレイしてる。"守備することが評価されるFWはダメだよ"と言われることもあるが、ファーストプレスにいってそこから攻撃が始まったり、ショートカウンターの起点にもなる。彼には他のFWにはないスピードがある。こういうFWが来るとビルドアップなどが乱れる可能性はあるわけだし、それだけで価値はある。何よりオバメヤン依存で動いていた昨シーズンまでを考えるとそれだけでも進歩している。2得点のチャンスを逸したのは褒められることではないし、それくらいはやれよ!ってのもわかるんだけど、そういう貢献も見逃してはいけない。苦手な守備をひたむきにしている彼にどこかで運が向いてくるはず。頑張ろうキャプテン!

 

試合内容は決して褒められたものはないが勝った。それだけでOK、ソリッドな守備から速攻に転じる姿は黄金期のアーセナルを思い出させてくれる。得失点差を見ているとアーセナルの上にいてる5チームとの差はまだまだいっぱいあるが、伸び代を感じさせてくれるアーセナルは見ていて楽しい。