【アーセン・ベンゲル政権再来?】 アルテタの存在感高まる。
〜この博打は奏功するか?〜
文字通り、前線の選択肢が減る博打をしたアーセナル。この背景にはアルテタとオバメヤンが修復できないところまで行っていたという報道もある。ローンでもいいから誰一人としてストライカーを補強しなかったことはアーセナルの移籍市場の立ち回りが悪かったと報じるメディアがほとんどである。このリスク承知で後半戦に臨むこととなったアーセナル。バルセロナでの会見でオバメヤンが際どい質問を受けていたようだが、グレーな話で終わらせていた。これには彼の想いが滲んでいるが、そこまでことを荒立てようとしないあたりスマートだなと感じた。アルテタに決定権があったことは明白で、そこにクラブの上層部の意図があったかと言われると疑問が残る。
Pierre-Emerick Aubameyang at his Barcelona presentation: “My last few months at Arsenal were complicated, that’s football sometimes. Those were difficult months. This is football. I’ve never wanted to do anything wrong, it’s the past & I want to think about the present.” #afc pic.twitter.com/7mspDochDa
— afcstuff (@afcstuff) 2022年2月3日
〜アーセン・ベンゲル政権再来?〜
これはベンゲルが再任というわけではなく、アルテタがそうなるのではないか?ということを思っている。その時よりもドライに。これは多くの人の反発を受けるはずだ。このやり方がよくなくて今のアーセナルの失態を招いていると思うサポーターが多いからだ。私は彼を信頼しているし、正しい方向へ持っていこうとしているように見えるからそこまでの不満はない。規律違反を繰り返した、キャプテンを外した、チームから移籍してもらった。というある意味当たり前のことをしたまでである。もちろん功労者に対しての別れ方に問題があるだろ!の意見もわかる。が、メルテザッカーやロシツキーやアルテタはそういうことをしていないから正しい別れ方をした。もちろんラムジーもだ。コシェルニーは残念だったな・・・笑
エジルにしろ、ゲンドゥージにしろ、オバメヤンにしろ、彼らをドライに放出したのはアルテタだ。いくら実力を持っていようとチーム行動ができないとなるとチームに留めておくのはできない。もちろん思い出もある、レジェンドになりたい発言もわかる。だが、オバメヤンがレジェンドになりたいのならばそれ相応の行動をとってほしかったのは事実だし、残念だった。
この移籍は若手選手にはどう映っているのか?キャプテンを移籍させたことでアルテタへの不信感が募るとも思えない。自分達の出場チャンスが増えるからそこまで悪くは思わないだろうし、逆に規律違反をしている選手を普通にスタメンで出す監督の方が不信感を募らせると思う。
〜ラカゼットが握る命運〜
おそらく残りのリーグ戦ではラカゼットがワントップに入ることが予想されている。彼が残りのリーグ戦で10得点くらいしてくれるとヨーロッパへの出場権がグッと近くなる。彼にはいろんなチームからのオファーが届いているという。それを選ぶのは彼だし、彼の残りのサッカー人生を考えてある程度お金を優先するのも理解をしている。残り半年で彼の力を証明して、アーセナルに2・3年の契約延長を勝ち取ってほしい。アルテタが思い描くセンターフォワード像に一番近いのは彼だし、ドバイキャンプでリフレッシュし、前半でガス欠してしまうようなことがないようにしてほしい。
若手選手から慕われるラカゼット。そんな若手を引っ張り、このチームを一つでも上の順位へ押し上げてほしい。