positive transition

なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

【給与削減が進むアーセナル】

〜給与バランスの大事さ〜

前回の記事で給与はCL級、だが成績は伴っていない。というニュアンスのことを書いたのだが、そのことを改善し始めたアーセナル。現在の成績を残しはじめている若手選手の給与UPがあるということも考えるともっと経営が傾く前に気づけてよかった。いろんな選手がフリー移籍をしていることについて悲観的な意見や非難が続いているが個人的にはこの判断は間違っていないと感じる。ローンでもほしいといってもらえる選手がいることに安心するとともに彼らの給与がゆくゆくが浮くことを考えるとプラスに作用する。Football london様より給与関連の記事。

www.football.london

昨シーズンの冬にムスタフィやソクラティスやエジルが去り、給与削減に成功したアーセナル。今シーズンの夏にはウィリアン、冬にはコラシナツ・チェンバースが去り、ナイルズ・マリ・バログンがローン移籍。今シーズンの11月には£99.8millionと言われていた選手給与が£90millionになったと言われている。そして1番の高給と言われているオバメヤンが去る可能性があり、エンケティアは半年の契約満了を待たずに移籍する可能性が高まっている。3番目の高給のラカゼットには契約延長へ合意はしていない。その彼も半年後には契約満了を迎える。ラカゼットの給与は£9.4millionでそのお金も削減される。そしてエルネニに関しても同じことが言える。ゲンドゥージとマヴロパノスは買取条項を満たしており、£2.3millionの節約になる。夏まで残留のレノと入れ替わりで加入のマットターナーの給与はターナーの方が低く、節約になる。それを合計すると£21.6millionの節約になる。とFootball london様の記事には書いてある。

〜この節約が意味するものとは〜

簡単にいうと有望株への先行投資。一流選手になるであろう若手への投資をするためにはある程度予算に余裕がないとできない。ヴラホヴィッチは獲得できなかったが、それなりにお金があることはわかったアーセナル。選手売却であまり稼げていない現実を考えると、サカやスミスロウやウーデゴールやマルティネッリという核の選手にあと一人加えて、ヨーロッパ行きを決める。そして補強資金に余裕が出たところで数ポジションに数人選手を獲得。そして売れる選手が出た時に売る。これを繰り返していく必要がある。中途半端なキャリアを積んだ選手よりも若い選手の方が売れるのは当たり前のことで、現にアーセナルが獲得へ名乗りを挙げている選手は若い。全体的に若返りを図りながら、芯の選手は売らずに4位以上を目指す、というのが現実的な目標であろう。中堅選手、フリー移籍となってしまった選手が結果を出していれば、今のような現状とはなっていないはず。そういう意味でも双方win-winの関係にあると言えよう。

〜最後に〜

給与に関して、アンバランスになってしまうと若手のやる気も削がれてしまう。一般企業でも同じだけど、仕事を大してしないのにお金を自分よりもらっているとモチベーションも下がってしまう。こうなると社内の雰囲気も悪くなってしまう。このことを避けたかったのが、アーセナルのフリー移籍祭りとなってしまっている気がする。

とはいえ、ここまでドライになれるようになっていることはポジティブに捉えないといけない。もちろん選手個々も好きなのだが、一番好きなのはアーセナル。そのアーセナルが強くなるためには断腸の決断も必要になってくる。批判をされようとも正しい道へ進んでいるアルテタアーセナルを信じたいものである。