〜ベラルディ絶好調〜21-22シーズン セリエA 第21節 Empoli VS Sassuolo
〜はじめに〜
縦へのサッカーが売りのエンポリとポゼッションが売りのサッスオーロ。どちらが相手の良さを消して、自分のストロングを出せるかに注目していた。アーセナルにも噂されていたサムエル・リッチ、ユベントスにリンクされているスカマッカ・インテルにリンクされているフラッテージはベンチスタートとなっていた。前回対戦ではサッスオーロが先制するもエンポリが逆転した試合だった。天気がかなり悪かったのを覚えている。
〜試合結果(Whoscored様より)〜
https://www.whoscored.com/Matches/1575992/Live/Italy-Serie-A-2021-2022-Empoli-Sassuolo
〜My Topics〜
・前節の反省活かすサッスオーロ
サッスオーロは前節、ジェノアの前にチャンスをあまり作れず、引き分けてしまった。これはエリアの外でのボール回し、シュートも苦し紛れというように綺麗にゴールを取ろうとするがあまりに慎重になっていたのが主な理由である。この試合のサッスオーロはボールがテンポ良く回り、ラインが後ろに下がっていたエンポリのDFを前に出させるかのようにミドルシュートを打っていた。前に出た相手にベラルディが裏を取り、決定機を迎えるなどスタートがとても良かった。敵陣でボールを奪われたベラルディの切り替えで相手からボールを奪い、ペナルティエリアで倒されPKゲット。このシーンに象徴されるようにトランジションも速く、彼らがボールを支配し、相手のブロックの間にボールを通していた。
・アグレッシブなエンポリ
このチームの魅力はボールを持ったら前へ前へ向かう姿勢。選手を追い越すランニングなどとてもアグレッシブ。この試合でもそのようなシーンも見られたのだが、サッスオーロに押し込められる展開が増えてしまったので多くは見られなかった。同点となった後攻め込むエンポリ。サッスオーロのサイドバックの裏を突くシーンが増え、バイラミがいいランニングを見せ中央に折り返したが、同点ゴールを挙げたヘンダーソンのシュートは枠外。これがこの試合を分けたような気がする。後半の退場者を出すまでのプレイぶりはアグレッシブでピナモンティに決定機があったり、サッスオーロを押し込んでいた。10人でのプレイを余儀なくされたのが残念だった。
・風格が出てきたスカマッカ
途中出場で2得点、素晴らしい出来だった。ボールが収まる回数も増えてきたスカマッカ。もちろん退場者を出してしまったエンポリが相手だったこともあるが、余裕を持ってプレイしていた。ミラン戦のミドルショットも強烈だったが、この試合の２得点の方がストライカーという感じがしている。だんだんプレイの幅が広がってきた彼にユベントスが獲得という噂が出てくるのも当然なような気もする。大きい体の割に足元が器用でテクニックあるプレイもできるというのが魅力的。後半年になるかもしれないサッスオーロのスカマッカを楽しみに見ていきたい。
〜最後に〜
ベラルディがフィジカルコンディションも良く、メンタリティも安定しているように見えた。このチームは彼が中心のチームだが、周りのロペス・フラッテージ・スカマッカなど同じような絵を描ける選手が増えてきているのが彼の好調につながっている。2ゴール1アシストと結果を残している彼にはフィオレンティーナの関心が伝えられているが、サッスオーロをこのまま引っ張って行ってほしいなと思っている。サッスオーロのサッカーはボールもよく動くし、とても見ていて楽しい。ヨーロッパリーグ争いに加わってくれることを祈っている。
