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なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

~強気な姿勢が勝利へ~21-22シーズン セリエA 第14節 Juventus VS Atalanta

直近のCLでは厳しい結果となったユベントスがグループ突破へ望みを繋いだアタランタをホームに迎えた一戦は、アウェイチームの強気な姿勢ガスペリーニ監督の気持ちが勝利へと結び付けたといっても過言ではない試合となった。一方ホームチームはどこか自信なさげな姿、エンジンがかかるのが遅かったことが最後まで響いた形か。

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試合としては前半はアタランタ、後半はユベントスと対照的な印象。その中でチャンスをものにしたアタランタとものにできなかったユベントス。試合を見ながら"最後はユベントスが勝つものだ"とどうしても思ってしまうところがあったので試合終了の笛が鳴った時にはびっくりした。my topicsを数点あげて振り返ってみる。

前半8分のサパタのプレスバックを見てるとこの試合にかけるアタランタの意気込みを感じた。アタランタの前からの圧力にどう対応するのかなと思っていたら、ユベントスはその圧力に屈してしまった。中でも気になったのはデリフトのパスミスキーパーに下げるボールも弱く、サパタにかっさらわれそうになったり前半はとても危なっかしかった。失点シーンではラインコントロールのところで遅れをとって、サパタをオフサイドに仕留めることができなかった。

その前体重のアタランタポジティブな面ゴールシーンにあるようにセンターサークルあたりでジムシティがボールカットして速攻に繋げたところ。相手のボールの出どころをある程度制限した中でここぞという時に奪い切りしかもアシストをしてしまう。逆にネガティブな面マッケーニーからキエーザでトロイがレスキューしたシーンにあるように裏を取られてしまうところ。幸いトロイがファウルまがいのプレイで止めることができたが、あのように裏を狙う動きを繰り返されると厳しかった。その動きをする選手が少なかったのがアタランタにとってはプラスに作用した。

ユベントスの攻め手としてキエーザとディバラの個の力、そしてマッケニーの飛び出しがあるが二人は負傷交代しディバラのFKはバーに嫌われた。運がなかったといえばそれまでだが、あの迫力のある攻撃がもう少し早くできればと思うような展開だった。後半からボヌッチとデリフトの配置を逆にしたことでボヌッチの縦へのフィードが生き、60分のクアドラード→ディバラ→ボヌッチ→マッケニーとスムーズな攻撃でチャンスを作った。あの三人目の動きをする選手が他に数人いれば結果も変わっていたような気もする。個人的にはクルゼフスキが見たかったなー・・・

両キーパーについては1点を争う攻防だっただけに、シュチェスニーの失点シーンがもったいなかった。初めからこっちと決めつけて動いているような気がしか見えなかった。キーパーとしたらロカテッリがスライディングしている中低いシュートではなく倒れることなく構えててほしかった。アーセナル時代からの癖ではあるが、このシーンでは悪手だったか(ごめんねシュチェ)。一方素晴らしいセービングでチームに貢献したのは、先週は大丈夫かと不安になったファンムッソ彼のセーブがアタランタに勝ち点3をもたらせた。ラビオの巻いたシュートを指先で僅かにコースを変えた。見にくい角度から出てくるシュートだっただけに処理が難しかった。彼らしい安定したセービング、この調子を維持してくれれば12月以降のアタランタは厄介な存在となってくるだろう。

 

前半のアタランタの前体重な感じはもっと得点しちゃうんじゃないかという期待感を持してくれた、逆に後半はスタミナが持たず防戦一方となってしまった。前半に決め切りたかっただろうが、アウェイで勇敢に戦う姿勢には感服だ。ユベントスキエーザが年内アウトの情報も伝えられる中、どう立て直していくのかが注目だ。得点できないなら失点しないほうがいいという趣旨の発言をしたアッレグリ監督の手腕に期待したい。