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なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

~The Italy~21-22シーズン セリエA 第13節 Lazio VS Juventus

今節注目の上位対決の感想を。The Italy!!この試合のDAZNの実況は北川義隆さん、この人のおかげでセリエAが面白いと思い始めた。プレミアしか見ていなかった私もセリエAをたまに見るようになって、毎節どこかの試合は見るようになった。そしてこのハマりっぷりである。なるべく北川さん担当のゲームを見るようにしていて、放送の合間にはさむイタリア語と雑学的知識、そして現地情報をたくさん入れてくれるので大好きなのである。堅い試合の中に散らばる両監督の思いを考えながら見ているととても面白かった。

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試合内容とすると流れからの得点はなく、PKをボヌッチが2発沈めてユベントスが勝利をした。My topicsを2つ挙げて振り返っていきたい。

最初の項目に関して、この試合はback3で臨んでいたユベントス。だが、このフォーメーションの鍵を握るダニーロが負傷交代をしてしまう。そのことによってアッレグリはback4へと切り替えた。結果的にこの交代がいい方向に出た。前半の頭は押し込まれるシーンも多く、これはラツィオ勝機ありか?と見ていた。この交代で4-4(5)のブロック形成がうまくいき、ラツィオになかなかボールを差し込みさせていなかった。そして重心をあまり高く設定せずに現実的な戦い方を選んだのも功を奏した。中でもラビオ・マッケニー・ロカテッリのメディアーノが真ん中を締めるに締めていた。これが次に気になったポイントにつながってくる。

 

ラツィオはボールを縦に入れたいタイミングが多かった。が、あまり効果的なタイミングで差し込むことはできなかった。前述のメディアーノの縦を締めるタイミングも良かったのだが、インモービレの不在も響いた。それが顕著に現れていたと思うシーンが50分のセルゲイがフリックをした後のザッカーニの動きである。フリックをした後からモーションを起こしていたので、ディフェンスの方が先に対応してチャンスとはならなかった。ルイスアルベルトは魔法をかけることができず、抑え込まれサイドからチャンスを作ろうにも中にはデリフト・ボヌッチが待ち構えていてシュートにも持っていけない。どうしてもサイドからの外循環を強いられたのでスピード感もでず、苦しい攻撃が続いた。その中でもヒサイのプレイ強度・質がシーズン序盤より上がっている気がした。支配しているというより支配させられている感じだった。78分のセルゲイからムリチの空中戦を枠に持っていければな・・・。

 

最後に

ユベントスが持っている勝者のメンタリティが存分に出た試合だった。ボヌッチのPKも見事だったけど、それに繋がる突破を見せたキエーザもさすがだなと。彼がボールを持つと一人は交わしてくれるし、ファジーなパスにも追いつける走力がある。何よりありがたいのはボールを持って時間を作ってくれる。これが後半になればなるほどありがたい。みんなが頭を使って疲れているところで安心させてくれ少しリフレッシュができる。今のユベントスキエーザがタリズマンといったところかな。一方のラツィオインモービレがいない時どうするのか?という課題は残ってしまったものの、これはチャンスと捉えてムリチやモーロやザッカーニがチームのセカンドプラン、そしてファーストプランに入って来れたら面白いだろうな。ポジティブな点としては守備が崩されての失点ではないということ。序盤よりも守備が安定してきているのは今後の戦いを考えてもいいこと。次節の対戦相手はラツィオナポリユベントスアタランタ。このカードも楽しみ!