positive transition

なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

~得るもの多し、positiveに~21-22シーズン プレミアリーグ 第12節 Liverpool VS Arsenal

結果的にいいものとは言い難い試合。そやけど、結構希望が見えた試合でもあったかなと感じる試合。どう捉えるかは人それぞれ、せっかくなら前向きに捉えようやという気持ちが大半。

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リバプールのインテンシティの高いプレイと精度の高さに圧倒される形となったアーセナル平均年齢で言うと約4歳も上のお父さん相手に子どもがプレイしているような試合。アーセナルが見習うシーンもたくさんあったのは確かだったが、ウエストハム戦から目の色が変わったかのようなプレイを連続していたリバプール・クロップ監督さすがの修正力でもある。

  • カウンター防止
  • サイド圧着
  • 頭の回転の速さ

上記の3つが試合を分けたポイントと捉えている。ファビーニョが門番として立ちはだかった。ラカゼットはキープすることができず、前半のうちの先制点につながった。前節のカウンターからの失点ではフィルターがかかることもなく、失点に繋がってしまったことからの大きな修正点。両サイドバックの戻りも早かった。

サカ・冨安、スミスロウ・タバレスは同サイドの選手たちのコンビネーション、個人能力の高さに驚いたはず。特にタバレスはこういうプレッシャーに技術的にも耐えることができたかもしれないが、頭がついてこない。判断が早くできない結果二点目につながるエラーを犯してしまったものと考えられる。サカやスミスロウをサイドに圧着した結果、アーセナルは攻撃の糸口を掴むことができなかった。

リーグ戦・カップ戦・代表戦を戦うリバプールの選手は頭の回転も早く、M1チップを搭載しているパソコンかの如くプレイしていた。複数のことを処理し、それをプレイとして実行する。ここはアーセナルの選手たちも少しづつは進歩をしているが、まだまだということを痛感したんじゃないかな。

 

この試合でアーセナルマティプをオバメヤンが見て、サカは外切りをしながら寄せている。ラカゼットはチアゴたちをチェックしていた。その守備が効果を発揮していたのは前半のみで後半は得点を取りたいところからバランスを崩してしまっていた。前半は粘り強く守れていたと思うし、ラムズデールのダブルタッチセービングがあったり、瀬戸際で体を張っていた。これを継続してなおかつ攻めに出る集中力がないとこのレベルでは戦っていけない。ビルドアップでうまくいくシーンもあり、悲観することはない。その回数を増やしていき、決定機につなげることができれば大丈夫だし、まだ12節。どこに勝っても勝ち点3なのだからネガキャンをしても仕方ないし、ダメだったところを反省して次節に向かうのみ。この試合でティアニーではなくタバレスを起用したところにアルテタの先を見据えていることを理解できた。勝負所になるのであれば多少無理しても起用するが、最後まで使わなかった。これは彼にこの地を体感してきてほしいという期待があったのだと思う。それはロコンガにもいうことができる。ミスが多くなっていた二人だが、これを次節以降に生かしてほしいな。この地に立って戦っていることがすごいなと思うし、いい経験やで。もちろん守勢に回ることが多かったのだが、デュエルウォンはアーセナルが優っていた。逃げない姿勢を示してくれた、アルテタがクロップと言い合っていることも好感が持てたな。

 

最後に・・・

オバメヤンは消え、何もできなかった。案の定ネット上では彼への批判が溢れかえっていた。"プレスをしているだけで褒められる""アルテタのサッカーに合っていない""キャプテンがこれじゃあダメだよね"などなど。。。

確かにそうだ、その通りだ。今のフォワードはプレスをうまくかけることができるというのが最低条件にもなってきている(CR7位偉大だと別だが)。苦手なプレスバックをしてチームの勝ち星に貢献している彼を批判の矢面に立たせるのは違うなと思う。もちろんキャプテンだ、責任を負わないといけないが、チームとして戦っている以上、彼以外にも責任はあるはず。このような試合では守ってワンチャンスに賭ける、それで勝ってきたFACUPを忘れてはならない。またチームを勝たせてくれるようなプレイをしてくれるオバメヤンを私は待っている。