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なんでもポジティブに捉えるサッカー記録です^^ レフティやクセのある選手に注目しています。

~終盤の逆転劇~ 21-22セリエA 第11節 Sassuolo vs Empoli

最近興味を持ち出した、イタリアサッカーについても少し書こうと思う。

元々はプレミアリーグしか見ていなかったのだが、北川義隆さん・細江克弥さんの影響で毎節1試合は見るようになり、気になった選手がいるチームの試合はできるだけ見ようとしている。クセのある選手が多いセリエAで注目している選手の一人がサッスオーロマキシムロペス。体格は大きくないけど、小柄で小回りが効く選手。数年前にアーセナルにいたサンティ・カソルラを彷彿とさせるプレイがしばしば見られる。彼ほど両足が蹴れるわけではないが、ロマンを感じる選手なのだ。その彼も前々節のユベントス戦での決勝ゴールを挙げ、あのセレブレーションをする心臓の強さも伺うことができた。というわけでエンポリ戦を見ることにしたのである。

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結果はサッスオーロ1-2エンポリ。前半終了後には何点入るのかな?と思っていたが、スコアはエンポリが2点獲って逆転。ピナモンティをうまく使えていなかった前半からそのピナモンティをうまく使った後半のエンポリフットボールとはわからんもんやなーと感じながら印象的なシーンをいくつか挙げてみる。

  1. ボールキープからのダイレクトパス連発のビルドアップ(08:20頃)
  2. ジャンマルコフェラーリの首振りクリア(60:30頃)
  3. ヘンダーソンのアウトパス→クトローネPK奪取→ピナモンティど真ん中PK(81:30頃)

1について

ビルドアップ時はロペスを1アンカー気味にし、前にベラルディ・フラッテージ・トラオレ・ラスパドーリを置く形が多かったサッスオーロ。その中でも相手を食いつかせてそして裏を狙うあたりがとても興味深かった。キリケシュに戻った時に相手のプレスをみて、ダイレクトでフェラーリへ。もう一度ダイレクトで右サイドバックのトルヤンへ展開。その後ベラルティとフラッテージのワンツーで降りてきたスカマッカを使いながらそのスペースにトラオレ。惜しくもシュートシーンまではいけなかったが、基本に忠実なボール回しにこのチームの伸び代を感じた。

2について

エンポリの攻撃でピナモンティに収まったところから左へ。バンディネッリ→ストゥラッツァ→ヘンダーソンのクロスをゴールに戻りながらのフェラーリのクリア。ヘンダーソンのクロスはゴールに向かってくるボールで、進行方向と逆方向へのクリアはかなり難しいところを身体を投げ出してのクリア。ここにフェラーリの技術力・危機察知能力の高さを知ることができる。左利きのセンターバックで顔もかっこいい、そして左足からのフィードがめっちゃ好きなのでこれからも追っていきたい。私と同年代なのでそこらへんも推したいポイント。

3について

これは単なるアウトサイドのパスではなく、パスのウェイトが完璧だったので出した瞬間にあって声に出ちゃったシーン。交代出場でなんとかしたいクトローネがPKをgetし、後半になってエンジンがかかったピナモンティがど真ん中にPKを蹴り込む姿がめちゃ印象的だった。そのヘンダーソンは決勝ゴールとなるピナモンティへのアシストも記録している。そのクロスも絶妙。25歳のスコットランド人。記憶に留めておかなくてはならない選手だ。

 

名前は聞くが、実際の選手の動き等は知らないというパターンが多いので、こうやって試合を見て記録として書いて覚えていかないとあかんなと痛感させられた試合でもあった。この試合を見るきっかけになったロペスに関しては彼がサッスオーロのボール回しの中心にいたし、見ていて面白かったな。ただ、トラオレが1on1を決めていればサッスオーロが勝つ確率がグッと上がったのにとこのチームの課題を感じた試合でもあった。